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※音が鳴ります

ああ、美しい人形みたいですね。
でも、貴方が目を覚まさないのは、とても悲しいです。

どうしたら、目を覚ましてくれるんですか?

 

周囲を山で囲まれた小国、オルスバレー。国は栄え、人が賑わい、幸せそうに暮らしている。そんな中、主人公のカルヴァン・グレイフォードは、 祭事の最中に意識を失い、夢を見た。不気味な部屋に飛ばされ、壊れたドールの山にカルヴァンが囲まれる中、眠りについていたのは、人形のように麗しい少女。そして、その夢の中の少女は、現実世界でカルヴァンの前に現れた。
少女の名前は――リネア。


 

少女と暮らし始め、カルヴァンは初めて自分の暮らしや生活が充実したものになっていたことに気づく。今までの鈍色の生活が、リネアがいるだけで毎日が輝くようになった。
だがその幸せは、ある人物によって引き金が引かれたと同時に、崩れていった――。

――少女の過去を覆い隠す、“箱庭”の真実。
その昔、オルスバレーで何があったのか。
“トランプ”の能力は、世界と人々に何をもたらしたのか。


満たされた楽園。それは何れ程脆いものだろう。
一度割れた硝子の破片で作られただけの器ほど、壊れやすいものはない。

登場人物

ギャラリー

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